高血圧にご用心
業務をしている中で、血圧の測定をしていると
「寒くなると血圧が高くなっていけない」という声を聞くことが度々あります。
寒くなると、私たちのからだは体温を逃がさないように血管が収縮するので、
血圧が上がりやすくなります。
では、まず血圧とはなんなんでしょうか?
血圧とは・・・
血液が動脈を流れる際に血管の内側にかかる圧力で
・心臓が1回の収縮で送り出す血液の量
・血管の太さ
・血管の壁の硬さ によって決まります。
その中でも安静状態の血圧が慢性的に正常値(130/85mmHg)より高い状態を
高血圧 と言っています。
高血圧の原因は多岐にわたっています。
・塩分の摂りすぎ ・運動不足
・過度の飲酒 ・肥満
・ストレス ・喫煙
この中でもやはり塩分の摂りすぎが一番高血圧の原因になると言われています。
しかし、高血圧は普段の生活で予防・改善ができるものですので
血圧が気になる方は以下のことを気にかけてみると良いと思います。
・減塩
まず塩分の摂取量を控えましょう。加工品、塩蔵品には保存性を高めるために
塩分が多く含まれています。生の食材を食べることを意識しましょう。
煮物、汁ものはだしを活かして。
ソースなどはかけるのでなく小皿に出してつけましょう。
・野菜や果物を多く食べる
野菜や果物は血圧を下げる働きがあるカリウムを豊富に含んでいるため
しっかりと摂取しましょう。
(例)バナナ、切り干し大根、ほうれん草、ひじきなど
・禁酒、禁煙
お酒もたばこも血圧を上げる働きがあります。
一気にやめるのは難しいので少しずつでも減らしていけるとよいでしょう。
・睡眠、休養、運動
ストレスも血圧にとっては天敵です。
睡眠、休養、運動などでリフレッシュしてストレスを解消する機会を
持つようにできるとよいですね。
早めの予防が未来の健康を作りますので、気になる方はやってみてはいかがでしょうか?