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COLUMN

コラム

目的に合った筋トレが出来ていますか?

「筋肉をつけて体を大きくしたい」
「体を引き締めたい」
「健康増進したい」
筋トレを行う目的は人それぞれ違うと思います。

筆者は中学時代、ある高校野球の強豪校で野球がしたいと思い、その高校ではほぼ毎日のようにウエイトトレーニングを行っている事を聞き、中学3年から自宅でウエイトトレーニングを始めました。
そして高校入学後、野球部に入部してからプロ野球選手の筋トレ指導にも携わる方に何度か筋トレの指導をして頂きました。

ある日その指導者から
「1回や2回を何とか出来る重量ではなく、最低7回は行える重量で筋トレをするように」と言われたのですが、

筆者は「筋肉をつけて体を大きくするならギリギリ1回出来る回数の重量が良いんじゃないの?中学から1回か2回何とか出来る重量でやってきたのに…」
と思っていました。

その後、目的によって重量や回数を決める事を知り、納得することが出来ました。
目的別による筋トレの方法は以下のように分類されます。

○最大筋力向上(筋肉繊維の発揮力向上)
1〜6回行える回数の重量
セット数:4〜6セット
セット間休憩:2〜3分
多くの筋繊維群を使い、神経を興奮させる事で筋出力を高める。神経系の疲労が激しい為、セット間の休憩は十分に取る。

○筋肥大(筋肉繊維が増えて太くなり、体を大きくする)
7〜12回行える回数の重量
セット数:3〜5セット
セット間休憩:30秒〜1分30秒
疲労によって生じる乳酸が成長ホルモンの分泌を促し、筋肉の成長を助ける。疲労が回復しきる前に次のセットを行う事が重要。



○筋持久力向上(スタミナアップ)
15〜20回行える回数の重量
セット数:2セット以上
セット間休憩:20〜30秒
低負荷且つ多めの回数を行う事で持久力を高める事が出来る。また筋肉を引き締める効果も報告されている。

最大筋力向上のトレーニングばかり行っても筋繊維が増えたり体が大きくなる訳ではないんですね。
無知の状態で、中学生という成長期真っ只中に目的と違った筋トレを行ってしまった事を後悔しています。
皆さんもせっかく筋力トレーニングを行うなら、理想に近づけるよう自分の目的に合った方法で筋トレを行いましょう!

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