水分、どのくらい摂っていますか?
皆さんは普段「水分補給」はどのくらい意識しておられますか?
「1日〇L摂るようにしている」、「夏はしっかり水分を摂るが、冬は特に摂らない」「日中はコーヒーで水分を摂っている」など、人によって水分の摂り方もそれぞれだと思います。
今日は、なぜ水分補給が必要なのか・どのくらい摂ればいいのかご紹介したいと思います。
◎水分はなぜ必要?
身体の中での水分の役割は、
①溶解作用… 身体の中で物質を溶かし、化学反応を進める
②運搬作用… 物質を運び、酸素や栄養を身体中に届ける
③体温調節… 汗をかいて、体温を下げる
大きく分けると3つあります。
③の体温調節が水分の役割として、よく注目されています。
しかし、1番大切な役割は①の溶解作用です!
私たちの身体は、化学反応の連続で出来上がっています。
今、皆さんがこの文章を見ている間にも、身体はたくさんの化学反応を起こしているのです。
水分が不足すると、化学反応が行えなくなり、食べ物の消化吸収・脂肪燃焼などが上手く行えず、代謝が下がります。
「食事も運動も頑張っているのに、体重が減らない…」という方は、水分不足が要因になっている可能性もあります。
また、水分不足で血液が凝縮することで血圧が上昇しやすくなります。
代謝をよくするためには、気温が高い季節だけでなく、1年を通して水分補給が重要なポイントです。
◎水分はどのくらい必要?
水分の重要性がわかっていただけたところで、一体どのくらい1日に水分を摂ればいいのでしょう。
※まずは、ここでいう水分について
水分補給に適するものは、「水・お茶」です。
よくコーヒーを飲む方もいらっしゃいますが、コーヒーはカフェインが多く利尿作用を高めるため、水分補給の飲み物としては、適しません。
他、ジュースやお酒など、カロリーやアルコールを含むものも、適しません。
コーヒーやジュースは、水分補給とは別の楽しみ(嗜好)として、1日の中で取り入れていきましょう。
さて、「水・お茶」で1日に摂りたい水分量は、1.2~1.5L程度です。
もちろん、気温が高くよく汗をかいた日はその分、多くとる必要がありますが、
汗をあまりかかない春・秋・冬でも、1.2~1.5L程度は摂りたいです。
コップでいうと、7~10杯くらいの量になります。
皆さん、普段の水分は十分摂れていますか?
水分は意識していないと、なかなかコップ7~10杯摂れないものです。
出先やお家の中でも水筒を持ち歩き、どの程度飲んでいるか目で見ることも良い方法ですね。
朝起きてコップ1杯、出かける前にコップ1杯、トイレに立ったらコップ1杯…など、時間やルーティンを決めることもおすすめです。
これから寒くなって、水分が摂りにくい季節になってきます。
水分量が足りていないかも?! という方は、まずは1日コップ2杯増やすところから始めていきましょう。
ぜひ冬に向けて、潤った身体を作り、代謝アップを目指しましょう!