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花粉症対策に効果的な食品

花粉症のシーズンですね。
腸内環境を整え、免疫システムを正常にする働きをもつ食品が花粉症対策に有効です。
以下のような食品、栄養成分があります。
まず、花粉症におすすめしたい栄養成分をいくつかご紹介します。
① 乳酸菌・・・腸には免疫の働きを担う細胞や、身体に害を及ぼす侵入者(病原細菌等)と戦う抗体などが60%以上も集まっています。それを腸内免疫といい、腸内環境を整えることが腸管免疫の正常化につながります。腸内環境を良くすると、花粉(アレルゲン)が腸から体内に入りにくくなります。また、乳酸菌には免疫の過剰反応を抑える働きがあるため、花粉症の症状緩和に役立つと考えられています。
② ビタミンD・・・ビタミンDは腸のカルシウム吸収を促し、骨を丈夫にするビタミンとして知られていますが、免疫を調整する働きも持っています。ビタミンDが不足すると花粉症のような異常な免疫反応が起きると言われています。ビタミンDが豊富な食品は干しシイタケ、干しきくらげ、イワシ、シラス、紅鮭、スモークサーモン等です。また、紫外線等の太陽光を浴びると、体内でビタミンDが作り出されるので、1日1回は外に出たり、カーテンを開けて日差しを浴びる事が大切です。
③ 食物繊維・・・食物繊維には、水溶性、不溶性食物繊維があります。水溶性食物繊維は腸内の善玉菌のえさになり、腸内環境を整えます。腸内環境が良くなると、腸の免疫機能も向上するため、花粉症の症状改善が期待できます。水溶性食物繊維を多く含む食品は、わかめ、ひじき等の海藻類や芋類等です。水溶性食物繊維は便を柔らかくし、便のすべりをよくする働きもあります。ゴボウや大豆などの不溶性食物繊維は便のかさを増やし、腸の蠕動運動を促します。これらは便秘改善効果があり、腸内環境を良くしてくれます。

次に、花粉症にお勧めしたい食品をいくつかご紹介します。
① ヨーグルト・・・腸内環境を整える乳酸菌がたっぷり含まれているため、きな粉や干しプルーン等の乳酸菌のえさになる水溶性食物繊維を含む食品と一緒に食べるとより効果的です。乳酸菌が活発になる温度は35~40℃といわれている為、少し加熱して食べるのがおすすめです。
② れんこん・・・れんこんには食物繊維、ポリフェノール、タンニンなどが豊富に含まれています。ポリフェノールは抗酸化作用があり、花粉症をはじめとするアレルギー疾患にも良い影響があると言われています。タンニンは炎症を抑える作用のほか、のどの痛みや鼻水を抑える作用があります。
③ 青魚・・・さばやいわしなどの青魚の油に含まれるα-リノレン酸のエイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)は不飽和脂肪酸と言います。不飽和脂肪酸にはアレルギー症状を引き起こすロイコトリエンの放出を抑える作用があり、花粉症の症状緩和に効果があります。
④ チョコレート・・・チョコレートに含まれるカカオポリフェノールは、花粉症を緩和する効果があると言われています。
⑤ 梅干し・・・梅干しに含まれるバニリンは、花粉症の症状を抑える働きがあると言われています。

これらの食品を取り入れ、花粉症対策をしていきましょう。

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