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コラム

適度なお酒との付き合い方

記録的暑さが続く毎日で、お仕事終わりのお酒がおいしい時期ですね。
今回はお酒についてのお話です。


昔から「酒は百薬の長」という言葉もあるように、
適度な飲酒は、血行促進や食欲の増進、ストレスの発散、死亡率の低下など
いろいろな効果があることがわかっています。


逆に飲みすぎることで肝臓に負担がかかったり、
さらに食べ過ぎにもつながり、肥満や中性脂肪の上昇の原因になります。
あわせてお酒は眠気を誘発し、そのまま眠ることで寝酒になってしまい、
睡眠の質の低下も心配されます。
その状態が続くことで、睡眠障害のリスクも出てきます。



適度な飲酒量とは・・・。
まず1日の目安の飲酒量を知りましょう。
一般的に純アルコールで20gが適量と言われています。

・ビール中瓶1本(500ml)
・日本酒1合(180ml)
・ウイスキーダブル1杯(60ml)
・ワイングラス2杯弱(200ml)
・焼酎25度1杯(100ml)
・チューハイ7%1缶(350ml)

今あげたものが、すべて純アルコール20gに相当します。
人によっては多く感じる人もいればたったそれだけと感じる方もおられると思います。
あくまで目安ではあるので、人によっての適量はさまざまですが、一つの指標として
知っておいてもらえるといいですね。



適度にお酒を楽しむ4つのポイント
・空腹時にお酒を飲まないように
 空腹時にお酒を飲むと、胃から小腸へのアルコールの吸収が速く、
肝臓を経由して脳へ到達するため、すぐに酔いが回ります。
また、アルコールが胃壁などを荒らしてしまうこともあります。


・飲むときは食事と一緒に
 お酒には食欲増進効果もあり、食べながら飲むことでアルコールは
肝臓にゆっくり吸収され、血中濃度の上昇も抑えられます。
チーズなどの脂肪分を飲酒前に摂っておくと、アルコールの刺激から
胃の粘膜を守るとともにアルコールの吸収を遅らせてくれます。
枝豆や豆腐、魚、肉などのタンパク質は、肝細胞の再生を促進し、
アルコール代謝酵素の活性を高めます。


・お酒とセット水も飲むように
 次の日にアルコールを残さないようにするために、大切なのは水も一緒に飲むことです。
 お酒と水を交互に飲むことで血中アルコール濃度の急上昇も抑えられるので、
ほろ酔い気分が長く続きます。
また、アルコールには利尿作用があるため、脱水症状を起こしやすくなります。
水分をたっぷり補給し、アルコールを体外に排出しやすくしましょう。


・週2日の休肝日を
 人間と同じで肝臓も毎日働き続けると疲れてしまいます。
 お酒を飲まない曜日を決めて、肝臓を休める日を作ってあげましょう。
 

生きているうちで長い間お酒の時間を楽しむためにも
4つのポイントをぜひ、取り入れてもらいたいです。

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