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水分を摂取しても足が攣るのはなぜ?

「急にふくらはぎが攣った」
私が指導している教室参加者が複数このような経験があり、症状に困っている方がいらっしゃいます。

筋肉が痙攣する原因の多くは「水分不足」と言われています。
起床時に喉が乾いた感覚になるのは、就寝中も呼吸をして水分が失われている為です。
加えて夏季は汗で体を冷やそうと体内から水分がたくさん出てしまい、痙攣だけでなく脱水症状を引き起こす事もあります。
逆に冬季は汗を掻きづらい、または汗を掻いている事を自覚しづらい為水分補給を怠りやすく、結果的に体内の水分が減ってしまいます。

その為季節関係なく水分補給をしっかりと行う事は大事ですが、筋肉の痙攣予防の為には単に水分だけ摂れば良いという訳ではありません。
水分もしっかり摂っているのに下肢が攣るという方は「ナトリウム」「マグネシウム」が不足している可能性があります。

•ナトリウム
○原因   汗を掻く → ナトリウムが不足 → 筋肉の痙攣
○予防   スポーツドリンクなど

•マグネシウム
○原因   筋トレなどにおいて筋肉収縮時にカルシウムイオンを使用
      → 筋肉を弛緩させる為にマグネシウムイオンが必要
      → マグネシウム不足で弛緩できず痙攣が起きる
○予防   バナナ、ほうれん草、ナッツ類など
特に普段運動される方は不足しないよう、より意識して摂取しましょう!


また運動習慣があまりない方はストレッチを紹介するので、ぜひ実践してみてください。
「ふくらはぎ伸ばし」
①立位で右足を後方、左足を前方へ出す
②右足のつま先と左足の踵が一直線になるよう並行にする
 (畳の線やフローリングの板に足を合わせると分かりやすいです)
③右足の踵が浮かないようにしながら右膝を伸ばし、左足を前方へ軽く曲げる
④胸を張り姿勢を正す
 ※ふくらはぎが痛いと感じる場合は足幅を狭くします
⑤20〜30秒伸ばし、反対側も同様に行う

運動と水分、そして食事面でも気を使うように日常生活を見直してみましょう!

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