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始めよう減塩対策

昨今、減塩を意識した商品が多く並ぶようになり、手に取っている方も多いですよね。
調味料はもちろん、お菓子など嗜好品でも「味はそのまま、〇〇%減塩しました!」というものがあります。

なぜ、今、減塩が注目されているのでしょうか?
塩分を摂りすぎると・・・
① 血液中の塩分濃度を調節するために血液量が増え、血圧が上昇。
② 高血圧の状態が続くことで、動脈硬化が進み、脳・心血管疾患が起こりやすくなる。
③ 塩分を排泄する腎臓に負担がかかり、腎不全のリスクが高まる。
つまり、減塩を心掛けることは高血圧対策だけでなく、様々な生活習慣病の予防にもなるのです。

では、私たち日本人の食塩摂取量はどうでしょうか?
厚生労働省が実施した令和元年度国民健康栄養調査では、1日の平均食塩摂取量は10.1gです。
本来1日の目標食塩摂取量は8gであるため、日々2.1gずつ多く摂っています。
さらに高血圧の方の目標食塩摂取量は5gとなっているため、より気を配る必要があるということですね。

今回は、食塩の多い生活をしやすい現代でどんな工夫をすると良いのか、3つご紹介します。
①食べ方を工夫する
・カップ麺の汁を全部飲むと、約6gの塩分を摂る
➡ 汁を残すと、約3gの減塩!
・お寿司10貫は醤油をシャリにつけると、約4gの塩分を摂る
➡ ネタに醤油をつけると、約0.8gの減塩!
・梅干し1個は約2gの塩分を摂る
➡ 浅漬けに替えると、約1.4gの減塩! など

②カリウムを豊富に含んだ食品を食べる
カリウムは腎臓に働きかけ、ナトリウムの吸収を防いで尿への排泄を促す働きを持ちます。
【野菜】ほうれん草、小松菜 【芋】里芋、じゃがいも
【果物】バナナ、キウイ   【豆】納豆、豆腐 

③〇味を活用する
【旨味】昆布、かつお節、しいたけ、野菜
昆布+かつお節 or しいたけで相乗効果が起こり、旨味が増加。
【酸味】レモン、すだち、かぼす、酢
味に変化をつけて美味しく食べる。疲労回復効果も。
【辛味】唐辛子、胡椒、カレー粉、生姜
塩分の代わりに刺激を。新陳代謝を上げ、発汗効果も。
【薬味】ネギ、みょうが、青じそ、海苔
香りで美味しさが引き立つ。季節を感じるものを入れることもポイント。

「塩も積もれば山となる」です。美しく、健康な、減塩ライフを送りましょう!

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