COLUMN

最近カロリーオフやカロリーゼロといった商品を見かけることが多くなり、良く手に取っていた商品もカロリーゼロやカロリーオフのものが出てきていますね。
なので、お店で買い物をする際に、最近体重が増えてきたからとカロリーオフやカロリーゼロの商品を手に取るようにしている人も多いと思います。
しかし、カロリーゼロ、カロリーオフだからたくさん食べても飲んでも大丈夫と思っていませんか？
オフ、ゼロという言葉に安心をして必要以上に摂取してしまうことには注意が必要です。
カロリーオフ、カロリーゼロについて正しい知識を持ちましょう。

「カロリーオフ」と聞くとカロリーが抑えられている または カロリーがない状態を想像すると思います。
また、「カロリーゼロ」は読んで字のごとくカロリーがゼロでいくら食べても飲んでもゼロというイメージがあると思います。
しかしそれは本当なのでしょうか？
厚生労働省の「栄養表示基準に基づく栄養成分表示」を見てみると表記している基準値内であればゼロやオフと表記してもよいと記載があります。
カロリーゼロ、カロリーオフは表示基準によると
「カロリーゼロ」…100g当たり5kcal未満（飲料の場合は100mL当たり5kcal未満）
「カロリーオフ」…100g当たり40kcal以下（飲料の場合は100mL当たり20kcal以下）
と表記されています。

単純にカロリーオフの500mlの飲み物を飲むだけで、ものによっては100kcal摂取することになります。カロリーが少ない、カロリーがゼロだからと毎日摂取すると体重が増えてしまい、「ダイエットのために飲んでいるのになんで体重が増えるんだ」ということになりかねません。しっかりと理解することで正しい商品の使い方や間違った摂取を防ぐことができます。
「カロリーゼロはゼロじゃないんだ」「カロリーオフにもカロリーはあるんだ」ということを頭において商品を選んでみてください。