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こどものおやつ

小さいこどもを持つ保護者の方の中には、おやつは“楽しみの時間”と考えていたり、“お腹が空くからあげる”と捉えている方もいるのではないでしょうか。
またおやつについて、「どんなものをあげたらいいのかわからない」「あまりあげるのは良くないのではないか」と思う方もいらっしゃると思います。
実は こどもにとって、おやつは第4の食事といわれるくらい欠かせないものです。
今回は、本当のおやつの目的や内容についてお伝えします。

本当のおやつの目的とは?
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・栄養補給
こどもは大人と同じように1日3回食事をしても消化機能の発達が不十分なため、必要な栄養を摂ることができません。おやつは食事の補助の役割が大きく、まさに「第4の食事」なのです。
・リフレッシュ
おやつの時間は空腹を満たすためだけではなく、心も体も元気にしてリフレッシュ・気分転換になります。
また家族や友達とのコミュニケーションを深める時間にもなり、栄養を補うだけではなく、心の成長にも必要です。
・食育
食事の準備は難しくても、おやつを準備するお手伝いはしてもらいやすい場合も。
また、季節の果物や 野菜スティックなど 手掴みできるものを用意したり…食事の楽しさを感じるきっかけへ繋がります。

どんなおやつ?
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・食事で摂りきれなかった栄養を補えるものが好ましいです。
食べてすぐエネルギーになる炭水化物、具体的にはおにぎりやパン、ふかしいもなどは手軽で添加物も少ないです。
そして こどもは特にカルシウムとたんぱく質が不足しやすいので、牛乳やチーズ、ヨーグルト、小魚なども取り入れましょう。
おにぎり…しらすやごま、青のりを入れる
蒸しパン…チーズやレーズン、野菜や果物を入れる

こどもの味覚は3歳くらいまでに形成されます。
この時期に砂糖がたっぷり入ったお菓子を食べさせていると、味覚はそれに慣れてしまいます。市販品を選ぶときは砂糖が入っていないものや糖分の少ない食品を選ぶことを心がけましょう。

また、少し話は変わりますが
こどもを他の家族に預けたら、お菓子やジュースをたくさん与えられていた…なんてこともあるかもしれません。
日頃から食事に気を付けている保護者の方からしたらショックですよね。
たくさんのお菓子やジュースで、肥満や虫歯になるリスクはもちろんありますが、こどもにとっては特別な時間です。
食べたら歯みがきをする、ケーキやチョコレートは特別なときだけ、など他のところで約束ができると良いですね。

大人もこどもも楽しいおやつの時間にしましょう。

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