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熱中症予防は何時から始まる?

毎日暑い日が続きますね。

今年は特に熱中症警戒アラートが発動されることも多く、「熱中症対策」に力を入れている方も多いのではないでしょうか。

さて、熱中症対策にはどのようなことが必要だと思いますか?

 

まずは、水分ですね。

【身体から入る水分】 食事1.0L、飲み水1.2L、体内で作られる水0.3L

合計 2.5L程度

 

【身体から出る水分】 尿・便1.6L、呼気や汗 0.9L

合計 2.5L程度

 

身体から出たり入ったりする水の量は、上記のように1日で2.5L程度です。

今の時期は更に、汗としての水分が増えるため、1.2L以上は水やお茶で水分補給していきましょう。

よく、「コーヒー・アルコールは水分に分類されるか?」という質問を受けますが、

結論からいうと、「コーヒー・アルコールは水分補給に適した飲み物ではありません。」

 

コーヒーはカフェインが多く、利尿作用が促進されるため

アルコールはアルコール分解のためにより水分が必要になるからです。

水・カフェインが少ない麦茶などのお茶で水分補給していきましょう。

 

また、水分補給だけでは熱中症対策は足りません。

注目していただきたいのは、「朝ごはん」の力です。

 

ご飯には約60%、食パンには約40%の水分が含まれています。

例えば、ご飯茶碗1杯(150g)には90mlの水分が含まれます。

みそ汁1杯(150ml)の水分と合わせても、コップ1杯分の水分が補給できます。

 

そして、水分だけでなく食事に含まれる塩分(ナトリウム)などのミネラルも朝からしっかり摂取することができます。

人間は寝ている時に約700mlの水分を失っているといわれています。

朝起きた時には、すでに体内の水タンクは空っぽに近づいている状況です。

まずは朝起きて、水分と食事から栄養補給を行っていきましょう。

 

朝は食欲がない、という方は、ヨーグルトやバナナなど食べやすいものから少しずつ身体を慣らしていく方法をお勧めします。

また、夜遅い時間に油の多い食事を食べると朝まで消化できず、朝食欲が沸かない要因にも繋がります。

せっかくの機会、水分量だけでなく、朝ご飯や夕食・夜寝る時間なども見直してみてくださいね。

 

このような栄養に関わる講座を、中学・高校生の部活動向けにも開催しております。

先日も、開星中学校硬式野球部様へお邪魔し、選手・保護者の皆さま向けに夏バテ予防のポイントなどをお伝えしました!

チーム全体で栄養についての正しい知識をつけること、そして成長期のお子様を持つ保護者の疑問をクリアにできるようお手伝いさせていただきます。

ご興味ありましたら、ぜひ管理栄養士までお問合せください。

 

 

今年の夏もあと少し!元気に夏を乗り切っていきましょう☺

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